雑貨屋に改造
あまり高価ではない雑貨を扱うショップなら、怪しげな空間を演出してくれる コンテナの店舗も面白いかもしれません。 ただし高級な雑貨を取り揃えているようなお店だと逆効果になるので注意しましょう。 販売価格5万円のランプや10万円のオルゴール、20万円のボールペンなんかが 店内に展示されている雑貨屋さんなら、もっとしっかりしていて調和の取れた 内装にしなければお客さんが商品を買ってくれません。 ターゲットとする客層の好みを計算して店舗デザインを設計しないと、いくら奇抜 だったり独自の雰囲気を醸していても商売としては失敗です。 コンテナを改造した雑貨屋さんなら5千円のジッポライターや300円のマグカップ、 3千円の流しそうめん機などを売ると人気爆発のヒットとなりそうです。 「面白いお店があるんだよ、暗くて狭くてたまにだけど見たことのない品もあって つい手に取ってレジに持ってっちゃうんだ」と噂になったらこっちのもの、 しばらくは予想以上の売上でニコニコできそうです。
工房に改造
自作の品や手作りで製作するようなアイテムを販売する工房も、コンテナの店舗 にすればショップのカラーをアピールしやすいのでお勧めです。 どことなく鋭い眼光の職人さんが働いていそうな工房ですが、よそで見たことの ありそうな店舗デザインのお店ですと「職人さんの腕もきっと並程度なんだろうな、 店構えで分かるよ。ここと同じような雰囲気のお店を3つは知ってるもん。 グレートなお店ならオーラが出てるんだけどここでは全く感じない、よって並」 と工房に入った瞬間にお客さんに舐められてしまいます。 それにオシャレで独特の雰囲気がするほうが「いい店かも。決めた、ここで買おう。 自分用とペット用に2つ」と品揃えを確認する前に購入意欲も湧いてくるものです。 量販店ならばそういう思考にはなりませんが、○○工房のようなお店ですと雰囲気 は非常に大切な要素となるのです。 それを高めてくれやすいコンテナは、オリジナリティーのある商品を販売する工房 との相性もバツグンでしょう。
コインランドリーに改造
変わった例ですと中古コンテナを改造してコインランドリーを経営する、という アイデアも少なくはない人達に採用されています。 洗濯機と乾燥機、あとはイスとテーブルと花瓶さえあれば営業できるのでわりと シンプルな店舗デザインでも通用するのがコインランドリーの魅力で、ならば 建物を新築しないでもコンテナを活用すればいい、というわけなのです。 お洗濯をする場所ですから清潔感は大切ですが、塗装をして内装を整えれば問題 なく営業できますし、正方形や長方形という形状もマシンを並べるのにピッタリ で無駄なスペースもあんまり発生しません。 規模によっては2つのコンテナを連結させてもいいですし、出入り口を大きめに しておけば洗濯機などの搬入も楽々です。 ようは営業する場所、箱さえあればいい、という店舗ならばいろいろな形態の ショップに活用できますから、そこそこに万能なコンテナです。